日本と海外ではミュージシャンへの対応が違いすぎる件について
2016/11/24
日本って音楽の演奏で収入を得るってすごく難しいんですよね。
アコースティックな小編成のユニットで「機材もいらんし音量もそんなに出しまへんで〜」みたいな形ならちょっとした需要はあったりするのかもしれないですがバンドではまず無理です。
オーストラリアに音楽修業に行っていた僕も大好きなミュージシャン「小松」が興味深いYouTube動画を出していたのでそれについて書いていきます。
日本は払うのが当たり前、オーストラリアはもらうのが当たり前。
この動画でオーストラリアの音楽事情、特にお金に関することを話しています。
少し引用させてもらうと、
みんな慣れてますよね、身近な生の音楽に。
barとかでもしょっちゅうライブをしていて、でも入場料はなくてお酒の分だけ払って、生ライブを楽しみながらお酒も楽しめる。
演奏者はお店の人から出演料はもらっているのでなりたってるって話です。
もうみんなが身近に生の音楽を楽しめるためのシステムというか、当たり前というか。
動画を見てみるともうガンガンにバンド演奏なんですよね。
しかもこれギャラをもらって演奏しているのです。
「あー日本にはこの文化はないよなー」とうらやましくなってしまいます。
日本でバンド形式でライブをしようと思ったら選択肢はライブハウスしか無いんですよね。
そこではノルマがあってミュージシャンがチケット売ったらトントン、もしくは黒字になるよみたいな。
でも、オーストラリアでは違うんですよね。barで演奏することでギャランティーをもらえるっていう。
おそらくそれにはオーディションがあるんでしょうけど、すごく健全な姿ですよね。
常々思っているんですが楽器をそこそこ弾けて人前で聞かせられる技術って習得するのにすごく時間がかかります。
言ってみれば特殊技能な訳です。それを持っている人からお金を取るというシステムは僕の中でずっと疑問でした。
オーストラリアではbar側、お客さん側、演奏者側でそれぞれWin-Winの関係性がなりたっているんじゃないかと思いますよね。
日本はどうかなぁ〜?
とにかくMuso(ミュージシャン)を尊重している
また少し動画内から引用させてもらうと、
話しかけられて「いいじゃない、このマーケットのステージでやったら?メールしたらやらしてもらえるよ」といきなり知らない人に言われて。
ステージの中央でバスキング(路上ライブ)やったらチップもらえるわーと思ってメール送ったら「一時間100ドルになるんやけど〜、100ドルで大丈夫?」って言われて。
違うよな払うんじゃないよなっと思って、そしたらギャランティーで「100ドルでいい?」ってメールが来て。
これも日本じゃなかなか無いケースですよね。
日本の場合はおそらく出演料としてミュージシャンから取っちゃいます。
でも、オーストラリアの人は音楽でその場の雰囲気が良くなるってわかってるからしっかりギャランティーを払うという。
本当にミュージシャンに対しての尊敬を感じます。日本もそうなって欲しい。
さいごに
小松の紹介をせずにズバズバと書いて行きましたが、彼は大学生で休学しオーストラリアに行ってバスキング(路上ライブ)をひたすらしていました。(今は帰国)
その模様がYouTubeにアップされているので、今大学生であったりとか若い人は参考にして実際に行ってみたりすると日本では味わえない経験をすることができるのではないでしょうか。(Episode20くらいまではあると思います)
僕としても海外のこうした状況を身近な人の言葉から知ることが出来ていい勉強になってます。
そしてこうした話を聞くと日本ももっとミュージシャンが住みよい所になればいいのになと思ってしまいます。
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