音感を上げるために気を付けたい練習方法
2018/10/10
音楽をする上で音感は優れていたほうが有利に働きます。
メロディーを聞いてドレミが分かったり、曲を聞いてコード進行が分かったりするの憧れませんか?
僕はもともと音感のレベルが低くかったので独自で色々とイヤートレーニングを考えてきました。
そんな中で気付いた音感を上げるための練習方法を紹介していきたいと思います。
絶対音感と相対音感
音感には相対音感と絶対音感があります。
相対音感は基準の音からどれだけ離れているかを感じて音を認識します。
絶対音感は基準の音なしに音を認識することができます。
ちょっと理論的な話になりますが移動ドと固定ドの関係と思ってもらうと分かりやすいです。
ドレミ〜♪というのは最初の音から全全半全全全半の間隔で並んでいます。
なので最初の音をEから始めると、
E、F#、G#、A、B、C#、D#、E
の並びで弾いていくとちゃんとドレミ〜♪で聴こえると思います。
この時何が起こっているのかというと「ド」の位置が移動してるんですよね。
つまりこういうこと、
E=ド、F#=レ、G#=ミ、A=ファ、B=ソ、C#=ラ、D#=シ、E=ド
こういう風に聴こえる音感のことを相対音感と言います。
しかし、絶対音感の人はあくまでもEはミ、G#はソ#に聴こえています。ちなみこれは固定ドと言います。
絶対音感は必要ない?
なので普通に曲を聴いていてメロディーがドレミで聞こえたり、コード進行が分かっても相対音感の人はその曲のキーは分かりません。
なので僕はコード進行は数字で頭の中に浮かびます。
その辺りの理論についてはこちらを読んでみてください。
■【音楽理論】コード進行は数字で意識しないと12倍覚えることが増える
もちろん絶対音感があってすべての音を把握出来たほうが便利かもしれませんがいわゆるPops、Rock、Blues、Jazzみたいな音楽であれば相対音感で十分です。
しかも絶対音感は3歳あたりから適切なトレーニングをしないと身に付かないと言われています。
なので今から絶対音感を身につけるのは難しいでしょう。
音感とは音を記憶すること
最近よく思うのが音感がいい人というのは音を覚える能力が高い人じゃないかってことです。
感覚としては英単語とか歴史の年号とかを覚えるのと同じように。
今すぐ出来る音感レベルの判別方法として、自分の好きな曲を思い浮かべます。
その思い浮かべたキーと実際のキーが同じならばかなり音感は良い方じゃないでしょうか。
つまり実際に聴いていた記憶をそのまま呼び起こせているので、かなり音の記憶力が高いです。
この能力を上げることを上手く練習すれば音感のトレーニングになります。
一つの方法としてはメロディーラインやコード進行なんかに注意しながらしっかり曲を聴きます。
聴き終わった後、しばらく頭の中や声に出して音を記憶します。
そして一回、別の作業などをして頭の中を空っぽにします。
30分後くらいにもう一度その曲を思い出してみます。
これを繰り返してキーが同じになる確率を上げていくというトレーニングです。
まさに英単語や歴史の年号なんかを覚えて、思い出す時と同じ感覚です。
さいごに
音を記憶するという観点から考えるとトレーニング方法も色々作れると思います。
相対音感はトレーニングすればするほど上がって行くのでどんどん練習してみて下さい。
特に【音感】メロディーをドレミで、コードをディグリーで聞こえるようになる【トレーニング】 の記事で詳しく書いていますので、よかったらこの方法も試してみてください。
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