【音楽理論】コード進行は数字で意識しないと12倍覚えることが増える
2018/09/10
コードを覚えて弾けるようになると色んな曲にチャレンジしてみたくなりますよね。
あなたは何曲覚えていますか?覚えるの大変じゃないですか?
僕はコード譜を見たらよほど特殊なものでない限り、パッと覚えることが出来ます。
なぜかというとコードのアルファベットではなく、数字で見ているから。
実はコード進行は数字で覚えないと12倍もの無駄な労力を必要とするんですよね。
今回はそんなことを書いていきたいと思います。
世の中にあるコード進行のパターンはそれほどない
Twitterこういうこと定期でつぶやいています。
【今日の一言】
D→Bm→Em→Aと
A→F♯m→Bm→Eが
つまりは同じ進行ってことが理解出来たら色々と捗ってくる。
【RT歓迎】— マサヤング (@masayoung) 2016年4月27日
実はこれってコード単体で見ると違うのですが流れとしてはまったく同じものなのです。
基本的なコードの作り方
キーがCの時、ナチュラルな音階(スケール)っていうのは♭も#も付かないドレミファソラシドになります。
このドレミファって呼び方はイタリア音名なので、アルファベットの英語音名にするとCDEFGABCです。
コードっぽくなってきましたがあくまでここでは単音をしめしています。
ではCの単音をCのメジャーコードにするにはどうすればいいのかというと1音飛ばしで音を重ねていきます。
Cの場合だとC(ド)・E(ミ)・G(ソ)を同時に鳴らすととなるとはじめてCのメジャーコードになります。
例えばこれをマイナーにしようと思ったら真ん中の音を半音下げてC(ド)・E♭(ミ♭)・G(ソ)にするとCmのコードになります。
詳しく言うとこの場合、C(ド)がRoot、E(ミ)がM3rd、E♭(ミ♭)がm3rd、G(ソ)が5thという名前が付いています。
これらはRootからの音の距離によって名前が変わります。M3rdとm3rdは半音違いということがわかりますよね。
で、Root・M3rd・5thを鳴らすとメジャーコード、Root・m3rd・5thを鳴らすとマイナーコードになり、Rootの音が一番左に大文字で書かれるアルファベットになります。
メジャー、マイナーコードの違いはたった1音のM3rdとm3rdだけの違いだったんですね。
1音飛ばしで音を重ねていくというところに話は戻ってドレミファソラシドをそれぞれRootになるように上へ音を重ねていくとC、Dm、Em、F、G、Am、Bm-5というコードが出来ます。
これがキーがCの音のみを使ったコードでダイアトニックコードと呼ばれます。
コードに数字を割り当てる
では、このダイアトニックコードに数字を割り当ててみましょう。
1C、2Dm、3Em、4F、5G、6Am、7Bm-5
となります。
ここで覚えてもらいたいのは1、4、5はメジャーコードになって2、3、6はマイナーコードになることです。
例えばこれはキーが変わっても同じようになります。
Dのキーの音階(スケール)レミファ♯ソラシド♯レ、英語音名だとDEF#GABC#Dもコード化するとD、Em、F#m、G、A、Bm、C#m-5となり、番号をふると1D、2Em、3F#m、4G、5A、6Bm、7C#m-5となります。
見ていただくと分かるようにこれも1、4、5はメジャーコードになって2、3、6はマイナーコードになってます。
最後にAのキーの音階(スケール)ラド#レミファ#ソ#ラ、英語音名にするとABC#DEF#G#A、これをコード化するとA、Bm、C#m、D、E、F#m、G#m-5になり、これまた番号をふると1A、2Bm、3C#m、4D、5E、6F#m、7G#m-5となる訳です。
この番号は何を表しているかというとそれぞれのコードがそのキーで持つ音の意味や価値のことになります。
なので1→6→2→5という風に覚えていればあとはコードを合わせていくと色んなキーで同じ意味のコード進行を弾くことが出来ます。
それらはもちろんキーが変わっても同じメロディーが歌えます。
ここで冒頭のツイートに書いてあることを当てはめると、D→Bm→Em→AはキーDで、A→F♯m→Bm→EはキーAで数字にすると1→6→2→5という進行になっていることが分かるでしょう。
すべてのキーは全部で12個あります。
全キーのコード進行を覚えるのは大変ですが番号に置き換えて覚えると1/12の労力ですみます。
この考え方は「移動ド」というものなので興味のある方はググッてさらに調べてみるのも面白いでしょう。
あと、今回はわかりやすくするために1234で書きましたが実際の理論書はⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳとローマ数字で書かれます
聴いただけでコード進行がわかるようになる
コードを数字で捉えることが出来るようになると「あっ!今3から6に行った!!」みたいなことがわかるようになってきます。
くわしくは【音感】メロディーをドレミで、コードをディグリーで聞こえるようになる【トレーニング】に書きました。
この記事を理解された人ならばすぅ~と理解できるかと思います。
ぜひ、合わせて読んでみて下さい。
さいごに
ギターを弾く方ならとりあえず最初はキーがC、D、E、F、G、A、B♭辺りを覚えてみると良いかと思います。
僕の嫁さんもギターを弾くのですが壁にこんな表を作っています。
すぐ目の届く所にこういうのを貼っておくと良いかもしれません。
また、今回の記事ではすべては説明できていません。
不足している部分は「明日から使えるギタリストのための音楽の設計図」に書いてありますのでよかったらそちらも検討してみてください。
最後にこのツイートを見てください。
【今日の一言】
音楽理論ていうのは全ての曲に共通して使われているルールである。
とにかく一曲だけ早く弾きたいならば理論は必要ないけれど、
100曲弾こうと思ったら理論を使った方が絶対に早く弾けるようになるのだ。
【RT歓迎】— マサヤング (@masayoung) 2016年5月5日
この記事を読んだあなたならこの意味も分かってもらえると思います。
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